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2009年9月3日

ホケキュケキョ!

 子供の頃、広島の江田島という小さな島に3年暮らしていたことがある。

 海、山に囲まれ、それこそ自然が色々な知恵を私に与えてくれた。

 この季節、山鳩の声で目覚め、蛇の抜け殻で遊んだり、暗くなればホタルの光を

 見ながらスイカの種を庭に飛ばしてた娘だった。

 久しぶりに、この夏、山で10日程暮らし、緩やかな時間の流れのせいか

 良くその子供の頃を思い出した。

 今は海辺に暮らしているので、蜩の声がとても懐かしく心地よい

 最高の贅沢な音色をその間、味わった。

 朝、決まって、5時過ぎから夕方、6時頃に鈴虫の音に譲るまで・・・

 なんとも言えない微妙な音量を本人(虫)が加減、大切に響かせる。

 又面白かったのが、ホトトギス。

 私がその山に入った日、午前中、必死で鳴き声を練習していた。

 「ホ~ ホケッ・・・」・・・?「ホ~ ホケッ・・・・・・・?」

 姿は見れなかったが、確かに自分で首を傾げてるような・・・

 何か違うのだけど・・何か詰まるのだけど・・・  というような。

 必死に続けるその鳴き声で、本人が納得がいかないのが伝わる。

 周りに親、仲間がいないようで他のホトトギスの声は聞こえない。

 自分で探求し続けるしかないらしく、日が沈むまでいつも本当に休まず

 練習しつづけてるのだ。

 人間的に、声が嗄れるのではと心配するほど。

 それが、3日目には急に

 「ホ~、ホケ・・・ホケキュケキョ。」と鳴いた。

 そうきたか・・・と思わずコーヒーをこぼしそうに。

 (もう少しなのだ!)と私の心は完全に枝から枝へsweat01

 「ホ~ ホケキュケキョ!」 「ホ~ ホケキュケキョ!!」

 (はれ・・・言い切っちゃってるぞ・・)と。また愛しさが増す。

 それからズ~とその鳴き声で、それがだんだん気持ち良さそうに。

 練習ではない。

 確かに何かの迷いなく、嬉しそうに、楽しそうに鳴く声を聞く。

 (あ~!)・・・。

 別にいいじゃない。

 私が勝手に決めつけてた。

 

 ありがとう。

 又教えてもらったね。

 又思い出させてくれたね。

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