蝉
朝、いつのまにか、鳥の声でなく、蝉の声で目がさめる。
起きて暫らくすると、大合唱になり、右の耳の奥に響いてくる。
一生懸命、鳴いている。
鳴き続けて、鳴き続けて、全部で生きている。
カラカラになるまで鳴き続けてる。
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蝉の強く、激しく、耳に残る鳴き声が、頭カラッポ、ボケ~っとしてるとき、集中してるとき、心痛い時も、とても居心地よく、頭にひびく。
鳴いててくれて、ありがとうと、ボケ~っとして思った。
私のおもいなど、まったく関係ないのだけれど・・・。
来年、違う蝉の声を聞いたとき、この夏の心境も、ボケ~っとしてた感覚も、五感として思い出すのかもしれない。a
今、夏でよかった。
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