手を合わす背中
先日、書写山 摩尼殿に30分ほど休憩時間がありました。(一泊二日で書写山で座禅が出来る機会に参加し・・・・また別に書かせていただきます。)
その時間、手を合わす人達の姿を後ろからぼんやりみてました。
そのなか、おひとり長い事座られ手を合わせられてる方。
この日、この時 こういう姿をみると客観的だったはずが、いろいろ何か心揺れるものが生まれてきました。
なんて無防備で・・・
なんて強く
繊細なんだろう・・・。
これまで私は肩、背を丸めるこの楚々は静と思っていました。
秘めてるうちを感じてる。
大切な自分を(自分の何かの想いを)守っている という印象が漠然と。
それがこの姿(手を合わせてることで)がこんなにも熱く 、外に出す強さがこんなにもあるのかと印象が変わったことが私には大きかった。
とても主観的なものです。
私は胸をそり強がる事は出来ても、背中を無防備に人にみせるのが怖いと思うことがあります。
まだそこまで何かを信じる力、誰かの為に背中をまるめれない…。
それが今までない、これからもないかもしれないことは別ですが・・・その強さは凄いなぁっと・・・。
その無防備な背中はとても神聖に感じました。
同じ動物でもこの様な動作は人間しかしないのだろう。
人って・・・
人の祈りって・・・
目に見えない確かなものもあります。
寒い中、身体の中は何か熱いものを受けました。
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