優しさにふれた一コマ
先日、満員電車で何年かぶりに貧血を起こしてしまった。
乗る前に予兆はなく、乗ってから暫くして立ってる事の体力に段々自信がなくなり
手すりに縋っていろいろ考えだした。
乗換までもつか...予定の時間間に合うか
席が近くで空かないか。(皆、座ってたいよな~...)
空いてもそこに座りこめるか...(前のおばちゃん寝てるしな~...)
さっき、アイスコーヒー飲むんじゃなかった...から始まり、帰る方法手段が狂うことの計算。
治まる!治まれ!の気合が持たなくなるとマンガみたいに☆が目の前でチラつき始めた。
小学校の炎天下の朝礼以来だ。
座りこむしかない体力の限界は、単純に誰かに助けてほしい。
でも聞いてほしい人に、助けてほしい人にメールしても仕方がない。
究極心の叫びは、ひとりでは生きてけないー!...だった。(苦笑)
体が気力でもたない時って、こんなに急にやってくるのか、こんなに簡単なのかと大袈裟かもしれないがリアルに感じた。
それでも、席を譲って下さいとは言えなかった。
(言えないもんなんだな~...)と他人事の様にシンミリおもった。
星の数が増えだした時、前に座ってた男の子がスッと立ち「よかったら座って下さい」と支えてくれた。
う~(涙)仏じゃ。。
ありがとー。。。。(涙)
もう、それしかなかった。
静かな車内。
今まで冷たく感じた人達が多い関東の車両。(ただの慣れない空間のせいだが・・・)
それからも静かにほっといてくれたことが感謝に変わった。
全く勝手な感想。
そして私の貧血は1時間ほどでウソの様に治った。
長く感じた車内、移動時間。
ぐるぐる廻った自分の心境。
いろんな自分の主観、客観視。
ただ自分の中だけでおきていること。
自分の心境でどうにでも見える周り、環境。
過ぎて冷静になると改めて・・・強くないな・・・と(苦笑)
そして優しい人に心から感謝しました。
幸せな日の一コマ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)