ススキの想い出
すすきを見ると小学1年のとき、初めて歯科に行ったことを想いだす。
母に手を繋がれ、いやいや行く途中 ( これはいったいなんなんだ~。)と当時の私より背の高いiすすきを眺めながら、長い道のりを歩いて行った。
器具や初めての機材の音、匂い。何故この人はマスクで顔を見せない?!の恐怖で先生の眼をいっさいそらさず睨みつけてたのを覚えている。
その日の治療が終わり、緊張でぐったり待合室で母の膝で休んでいると、入ってきた患者さんが「これどうぞ♪」と綺麗な白い花を受付の人に渡し、何も恐れず入っていったのがその時、不思議だった。
次の診療日にグダグタ歩きながらススキが目に入る。
花ではないが、「これを先生にプレゼントすれば次は手加減してくれる?」と母に聞くと「喜ばれるんじゃない」と笑ったので持っていくことにした。
効果はあったようで、その日は痛くなかったのだろう。。(たぶん)
3回目からはひとりで行くように言われ、道中生え放題のススキを腕いっぱいに刈り、受付の人に渡し続けた。
完全に姑息ながら賄賂と認識してる小悪魔だ。
すすき靡く光景を見るたびに自分の成長を感じる。
どうってことない遠い記憶(笑)
by 今の方が純粋な奴
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